仏教とは、インドにお生まれになったお釈迦様の教えに基づいてなりたった宗教のことをいい、
キリスト教、イスラム教とならんで世界三大宗教のひとつに数えられております。
お釈迦様は、ネパールの南部、カピラ城という小国家を形成していた釈迦族の執政官、浄飯王を父とし、摩耶を母として、
紀元前463年にお生まれになりました。
お生まれになった時、七歩歩いて右手で天を左手で地をさし、「天上天下唯我独尊」「三界皆苦、我当度之」と仰ったと伝えられておりますが、
これはいわば後世の人が作った、仏教的人生観をいったものです。
仏教は「悟り」の宗教であるといわれます。
キリスト教やマホメット教が「絶対の神」を信ずるのに対して、仏教は自分の内面にもっている力、これを仏性といいますが、
その仏性を自分の力で「悟る)ところに救いがあると説きます。
今日、日本の仏教は、かなり日本化しており、インド、タイ、ミャンマー等の南方仏教とチベット、
中国などの北方仏教とは、かなり違った形態になってきました。
これは島国日本なるが故の形態でありますが。その原点は、各週の祖師方の求道の過程の相違にありました。
仏教2500年の歴史中、日本は2000年の歴史を持っており、こころは同じ仏教でも形態が異なるということは。
仏教の世界化の一例でもあります。